そもそも螺螄粉ルオシフェンって何?
みなさんはタニシを使った料理があるってご存じでした?
この私ですら知らなかったので大多数の方は知らなかったと思います。
「螺螄粉」とは簡単に言えば、ビーフンとタニシから取ったスープに様々な具材を入れた料理です。
タニシなんか入れてたら歯が欠けるだろ、あぶねえだろうが!!!
と思われた方、安心してください。タニシでスープを作っていますが、タニシ本体は出汁を取るだけで、具材としては入っておりません。縁の下の力持ちです(笑)
中国人の友人に聞いてみたところ、
「クサいよ、でも美味しいよ。クサけど・・・」
「臭い」で挟むところを見ても相当危険な匂いがします、オセロなら美味しさすらクサいに替わってしまいますね。
いろんなものを食べてきた私ですが、正直久しぶりに食べる前からビビっています・・・。
というわけで、今回はこの「螺螄粉」を買ってきたので早速作っていこうと思います!
中国語は話せませんが、なんとなく意味が伝わってきます。いや加臭はいろいろヤバそうなんですけど・・・。なんとなく分かってしまうが故に恐ろしさも増してくる、まさに知らぬが仏。
Let’s タニシ
作り方と味について
内容物はこのようになっています。ポテトチップスの1.5倍ほどの袋に入っていたので、てっきり三食分くらいあるのかなと思っていましたがまさかの一食分でした。
あと袋を開けた瞬間からくさいです。悪い酢こんぶのような匂いが開けた瞬間から漂います。
しかし、インスタント麺でここまで具材を揃えてくれている商品に会ったのは初めてです。気合を感じますね。
①まずは麺を茹でていきます
ラーメンというよりはパスタのような硬さなので、作り方に従い10分ほど茹でます。
②茹で上がったらザルにあげ、水気をきります
③500mlのお湯を新たに用意して、スープの素を入れます
必ず麺を茹でた物とは別のお湯を使ってください。米の成分のせいなのか、ゆで汁はかなりヌルヌルになるので美味しさ半減です。
④麺と他の具材を入れて2分間一緒に茹でて完成です
具材は全部入れた方が良いですが、辛さや酸っぱさは個人の好みで調整してください。
どんだけ臭いのかと不安になっていたタニシスープの素ですが、意外に悪くはないです。いかにも中国屋台って感じの匂いがします。スパイスと独特の酸味のある匂いです。好き嫌いは別れそうな感じがしますね・・・。
ちなみに具材の方が臭かったです。発酵している感じの酸っぱいにおいですが、ここまでしっかり具材を用意しているあたりこの料理にとってなくてはならない匂いだと思います。
謎のスナック菓子のような具材は後乗せだと思っていましたが、一緒に煮込んだ方が美味しそうです。
完成したものがこちらです!
見た目からはそんなにゲテモノ感ないですよね。親戚の家で出されたら、タニシが使われているなんて微塵にも思わないでしょう。
しかし、匂いはかなり強めです。そんなにくさいわけではないですが、一瞬で判断できるレベルには特徴的な匂いがします。好きな人は好き・・・・なのか?
中で食べようと思っていたんですが、匂いが強すぎるため外で食べることにしました(笑)
汁をこぼしたら一生匂いが取れないかもしれないという恐怖を感じたのも理由の一つです・・・。
とにかく匂いについてばかり触れてきましたが、味はTHE中国の麺って感じの味です。中国に旅行に行ったことのある方や、本場の中華料理屋に行ったことのある方ならわかると思うんですが、あのTHE中国ていう味がします。スパイスや香辛料の味なんですかね・・・。
ちなみにタニシビーフンということでタニシの味がするかどうか気になると思うんですけど、正直分かりません。まず第一にタニシを食べたことが無いので味自体が分かりません(笑)
味が分からねえって言っても、貝みたいな味くらいはするだろうが!!!
いやー、それすらも分からないんですよね・・・。なぜなら香辛料やスパイスに慣れていないせいで、素材まで判別するのが非常に難しいのです、すみません・・・。
辛い調味料を入れてないですが、辛い物が苦手な私にとってノドに来る少し厳しい辛さでした。今回購入したものが少し辛めに設定されているのかもしれないので、辛いのが苦手な方は注意!!
たくさんの具材が入っており、様々な食感が楽しめます。麺が主役ではなく具材も含めて鍋のように食べるのがこの料理の醍醐味なのかなと思います。そのための大量の具材でしょうね。
使い終わった後の具材やスープの袋は早急にビニール袋に入れてにおいが漏れないようにしてゴミ箱へ入れるようにしてください。
さもないと冗談抜きでヤバいことになります。この匂いが好きな方にとってはご褒美ですが、苦手な方にとっては二度と家でリラックスできない体になってしまうかもしれません。
螺螄粉ルオシフェンまとめ
タニシビーフン食べたくなるような記事でしたか?
まだ慣れていないだけで、慣れたら美味しく感じるのだろうな~という感覚はあります。タニシの味はいつか判別できるようになりたいですが、食べる機会がなさすぎて果たして次いつ会えるのやら・・・。
今回はラーメンと同じようなスタイルで作りましたが、汁のほとんどない一般的なビーフンスタイルの食べ方もあるそうです。どちらで作ろうか迷いましたが、今回はオーソドックスな方で作りました。どちらの作り方も中国語で袋の裏面に書いてありますので、翻訳して作ってみてください。ラーメンスタイルならぜひこの記事を参考に!
余談ですが、タニシビーフンを食べた後外出し、5時間後に戻ってくるとタニシビーフンのキョーレツゥーな匂いが部屋中に充満していました。これはまずいと思い、においの素を探るとしっかりとビニール袋で縛ったはずのゴミでした。用心していたはずなのですが、それすら超えてくる匂いでした。もう一枚ビニール袋で包み、さらにその上からジプロックで包みました。ジプロックまでやったんで多分大丈夫だと思うんですけどね。匂いが残ってたらどうしよう・・・。まあ、
ちっさい事は気にするな♪それ、螺螄粉ルオシフェン!
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