マゴットって何ですか？
みなさん「マゴット」ってご存じでしょうか？
このブログを見に来るような方にとっては常識だと思いますが、一応言っておきますと「ウジ虫」の事です。ウジ虫って何なのって方もいらっしゃると思うので一応言っておきますと「ハエの赤ちゃん」の事です。
つまり「マゴット」＝「ハエの赤ちゃん」です。
赤ちゃんと言うと可愛いイメージがありますよね。たしかにマゴットも１，２匹くらいなら可愛いんですけどね・・・。腐っているものに大量に群がっていることが多いので、それもトラウマを作る要因なきがします。
ちなみにマゴットの生写真がなかったので、茹でマゴットの写真になります
私は小学生の頃にハエを捕まえてカマキリと一緒の虫カゴに入れていたら、カマキリがハエを食べ始めた瞬間にケツからウジ虫が大量に出てきてかなりトラウマになりました。
ちなみにマゴットは医療の現場でも使われており、壊死した部分をマゴットに食べさせる「マゴットセラピー」というものがあるそうです。興味のある方は調べてみてください。
なぜ環境に優しい？マゴット×おからの組み合わせとは
ウジ虫は腐った肉や魚などを餌にしているイメージがありますが、実は野菜もしっかり食べるそうなんです。
今回食べるウジ虫も、おからを食べて成長した個体のようです。そのおからとウジ虫の相性が非常に良いらしいです。
おからは豆腐や豆乳を作るときに出る副産物のようなもので、大体は飼料や肥料として使用し残ったものは捨てられるそうです。その捨てられるはずだったおからをウジ虫のエサにして、そのウジ虫を食べるという究極のリサイクル法です。
昆虫食が環境に良いとされる理由の一つとして、廃棄物や人間の残してしまった食料で育てることが可能だという点が挙げられます。もし昆虫が余ってしまっても、今度は家畜のエサに出来るので素晴らしい循環が出来ていますね！
マゴットとピザの相性はいかに？
マゴットが環境に良いことはわかったけど、肝心の味はどうなの？
ということで実際に「米とサーカス 渋谷PALCO店」さんで食べてきました。今回いただいたのはタイトルにもあるとおりマゴットをふんだんに使用したピザです。
※このメニューは渋谷PALCOにて行われたサスティブナブル（持続可能）をテーマとした企画「CYCLE shibuya parco sustainabilit」の限定メニューであり、現在は販売されておりません。
こちらが【マゴットピザ】です。写真では見えにくいですが、ピザの上に生のマゴットと、焼いたカリカリのマゴットがトッピングされています。昆虫食は見た目で敬遠されることが多いですが、このようなメニューなら、食べやすく入門にはぴったりですね！
上級者になれば匂いでマゴットと分かるらしいです。美味しそうなチーズの匂いしかしなかった私にとっては、まだまだ長い道になりそうです・・・。
乗っている具材はマゴットとチーズのみのシンプルなピザです。素材で勝負するという覚悟が伝わってきますね。ちなみに、昆虫食とピザと組み合わせは私の中では初体験です。どんな味がするのでしょうか。
食べてみるとただの美味しいチーズのピザです。少し不安を感じながら噛んでいたら後からやってきましたマゴットの味です。どうやらピザになっても昆虫食あるある「後味が昆虫」という宿命からは逃れられないようです。ちなみにマゴットの味ってどないやねんと聞かれても、これまた説明が難しいですが一般的な昆虫の味に近いです。一般的な昆虫の味ってどないやねんと聞かれたら「一回食べみてください」としか言えません（笑）
マゴットの食感は見た目も似ていますが、じゃこの様な感じでサクサクなピザとの相性も抜群です。
いかにも美味しくなさそうな書き方をしていますが、非常に美味しいです。後味にマゴットの味が来ると書きましたが、ときどき口に入れた瞬間にも感じます。乗っているマゴットが多いピザはそのようになる傾向があるようですね・・・。
マゴットピザまとめ
廃棄予定の物を利用して飼育される環境に良い次世代の昆虫食・・・のネックである見た目や匂いをほとんど感じずに済むマゴットピザは間違いなく、どなたにでもオススメすることが出来ます。名前も「ウジ虫」ならちょっと・・・となりそうですが、「マゴット」なので問題なしです。
人に自慢するときは「ウジ虫食べたことありますよ」と自慢してやりましょう（笑）
ここまで良いように言ってきましたが、正直言うとマゴット自体の味はチーズにかなり押され気味なのでマゴット自体の味を楽しみたい方はマゴット単品で食べることをお勧めします。
店舗情報
店名 米とサーカス 渋谷PALCO店
住所 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ B1F
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